Claudeに「自分の仕事の内容」や「いつもの指示」を毎回説明していませんか。
プロジェクト機能を使えば、その説明を一度設定するだけで、以降はすべてのチャットで自動的に反映されます。
ChatGPTでいう「カスタムGPT」に近い機能ですが、Claudeのプロジェクト機能はよりシンプルで、設定のハードルが低いのが特徴です。
この記事では、プロジェクト機能の基本的な使い方から、実際にどんな場面で役立つかまで解説します。
毎回、毎回、同じ説明するの面倒くさいなぁ〜
プロジェクト機能を設定しておけば、毎回ゼロから話す必要がなくなります。
この記事ではClaudeのプロジェクト機能や設定方法・活用事例などを詳しく解説します。
Claudeの全体像や登録から実際の利用方法などは『【2026年版】Claudeの使い方 完全ガイド登録から活用まで全部網羅』の記事でまとめています。


プロジェクト機能とは?
プロジェクト機能は、特定の用途専用のClaudeを作れる機能です。
具体的には2つの設定ができます。
① 指示(プロジェクト指示)の設定
Claudeの振る舞いを固定できます。「常にです・ます調で回答する」「マーケティングの専門家として答える」のような指示を保存しておけます。
ナレッジ(参考資料)の追加
会社資料・マニュアル・過去のメールなど、Claudeに読み込ませたいファイルを登録できます。以降のチャットで自動的に参照してくれます。
この2つを組み合わせると、毎回の作業が格段に効率化されます。
誰が使える?プランの確認
プロジェクト機能は無料アカウントを含むすべてのユーザーが利用できます。無料プランでは最大5つまでプロジェクトを作成できます。
Proプラン以上では作成数の制限が大きく緩和され、ナレッジに登録できるファイル容量も増えます。
プロジェクトの作成手順
STEP1:プロジェクト一覧を開く
画面左側のサイドバーで「プロジェクト」をクリックします。
STEP2:新規プロジェクトを作成する
右上の「+新規プロジェクト」をクリックします。
STEP3:名前と説明を入力する
プロジェクト名と説明を入力します。これはあくまで自分が管理するためのラベルです(Claudeがこの名前や説明を読んで動くわけではありません)。
例:
- 名前:「ブログ記事ライター」
- 説明:「ai-hacks.jpの記事作成用」
STEP4:プロジェクト指示を設定する
プロジェクト画面の右側に「プロジェクト指示」の入力欄があります。ここに、このプロジェクト内でClaudeにどう振る舞ってほしいかを記載します。
記入例(ブログ記事作成用):
あなたはSEOに強いブログ記事ライターです。
以下のルールで記事を作成してください:
・読者:AIに興味がある30〜50代の会社員・個人事業主
・文体:です・ます調、体験ベースで読みやすく
・構成:見出し(H2・H3)を使い、2,000〜3,000字
・禁止:箇条書きの多用・根拠のない断言
・必須:具体例・数字・実体験の盛り込み
STEP5:ナレッジ(参考資料)を追加する(任意)
参考にしてほしいファイルがある場合は、プロジェクト画面右側の「+」ボタンからアップロードできます。
対応形式:PDF・テキストファイル・Markdownなど
上限:1ファイル最大30MB
STEP6:プロジェクト内でチャットを始める
「新規チャット」をクリックすれば、設定した指示とナレッジが反映された状態でClaudeと会話できます。
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プロジェクト機能の活用例
活用例①:ブログ・SNS投稿の量産
設定する指示の例:
あなたはAI活用をテーマにしたブログのライターです。
・文体:です・ます調、一人称は「私」
・ターゲット:AI初心者の30代会社員
・記事の構成:結論→理由→具体例→まとめ の順番
・禁止:「なお」「また」で文章を始めること、箇条書きの多用
ナレッジに追加するもの:
- 過去に書いた記事のサンプル
- よく使うキーワードリスト
毎回の記事作成でゼロからスタイルを説明する必要がなくなります。
活用例②:特定の業務・作業専用AIを作る
設定する指示の例(カスタマーサポート対応):
あなたは○○株式会社のカスタマーサポート担当です。
・基本方針:常にお客様に寄り添った丁寧な対応
・使用禁止表現:「ですが」で始まる文章、否定語から始まる文章
・回答の形式:①状況確認 ②解決策 ③次のアクション の順番
活用例③:資料を読み込ませた専用AIを作る
会社のマニュアル・製品仕様書・過去の議事録などをナレッジに登録すれば、それを前提にした回答を生成してくれます。
「この製品の仕様を教えて」と聞くだけで、登録した仕様書の内容をもとに答えてくれます。
プロジェクト機能のよくある疑問
Q:プロジェクト内のチャットは引き継がれますか?
A:同じプロジェクト内でも、チャットをまたいでの記憶は自動では引き継がれません。チャット間で共有したい情報はナレッジに追加する必要があります。
Q:ファイルを何でも登録できますか?
A:テキスト系ファイル(PDF・テキスト・Markdownなど)に対応しています。動画・音声ファイルは登録できません。
Q:チームで共有できますか?
A:チームプラン・エンタープライズプランでは、プロジェクトを組織内のメンバーと共有できます。無料版・Proプランでは個人利用のみです。
Q:プロジェクト指示はどのくらい書けますか?
A:かなり長い文章を入力できます。細かく指示しすぎて動作がおかしくなるケースもあるので、最初はシンプルな指示から始めるのがおすすめです。
プロジェクト機能とチャット履歴の違い
プロジェクト機能とチャット履歴の違いをまとめてみました。
| 比較項目 | 通常チャット | プロジェクト機能 |
|---|---|---|
| 指示の永続性 | チャット内のみ有効 | プロジェクト全体で有効 |
| ファイルの参照 | チャット内のみ | 全チャットで参照可能 |
| チャット間の記憶 | なし | なし(ナレッジで補完) |
| 向いている使い方 | 1回限りの質問 | 繰り返す定型作業 |
同じ種類の作業を繰り返す場合はプロジェクト機能、1回だけの相談は通常チャットで使い分けると効率的です。
まとめ
プロジェクト機能を使うとできることを整理すると:
- Claudeに役割・ルールを固定できる(毎回の説明が不要になる)
- 参考資料をナレッジとして登録できる
- 無料プランでも5つまで作成できる
最初の設定に15分ほどかかりますが、一度作ってしまえばそれ以降の作業が大幅に効率化されます。
よく使うClaudeの活用場面(ブログ・メール・レポートなど)があれば、まずその用途でプロジェクトを1つ作ってみてください。
→ 次に読むなら:Claudeのプロンプトの書き方|回答の質が劇的に変わる7つのコツ


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