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「Claude Codeで非エンジニアが数百万円級のツールを作った」というレポートを読んだ感想

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こんにちは、ハックです。

「コードが書けない自分には、アプリ開発なんて無理だよな」

そう思っている人、けっこう多いと思います。

外注したら数百万円、開発会社に頼んだら数ヶ月待ち。プログラミングを一から勉強しようにも、そんな時間はない。

だから「欲しいツールがあっても、諦める」という選択をしてきた人がほとんどだったはずです。

しかし、先日、ASCII.jpに掲載された、デジタルハリウッド大学大学院教授で、ゲーム・AIコンテンツ開発者として活躍される新清士氏@kiyoshi_shin)による開発体験レポートを読めば、考え方が変わるかもしれません。

プログラミングほぼ初心者の同氏が、Claude Codeを使って1ヶ月弱で「画像・動画生成AIの統合WebUI環境」を自力で作りあげてしまったというレポートです。

そう、数年前なら数百万円、数ヶ月かかって当然のプロジェクトを、ひとりで、コードを一行も書かずに

これはただの「便利になったね〜的な話」じゃなくて、ソフトウェアの作り方の概念が根本から変わろうとしている、そんな話だと思っています。

ということで、今回はこのニュース記事を元に、AI HACKS・ハックの視点で解説してみようと思います。


ハック(Hack)

非エンジニアでもここまでできる時代になったんだって改めて実感したよ。

駆動 愛

Claude Codeの可能性を示す、非常に具体的なレポートですね。どのように開発が進んだのか、詳しく見ていきましょう。

目次

Claude Codeで非エンジニアが「画像・動画AI統合スタジオ」を1ヶ月で作った

今回紹介するのは、ゲーム・AIコンテンツ開発者でデジタルハリウッド大学大学院教授の新清士氏によるClaude Code活用レポートです(ASCII.jp掲載、2026年5月4日)。

新清士氏はプログラミングほぼ初心者にもかかわらず、Claude Codeを使って画像・動画AIの統合WebUI環境「百夜スタジオ」を1ヶ月以内に構築しました。具体的な機能は以下のとおりです。

  • 静止画・動画のビューアー(メタデータ・プロンプト情報の表示)
  • ComfyUI連携による画像生成機能(Z-Image Turboモデル対応)
  • 日本語入力から英語プロンプトへの自動変換
  • 動画生成モデル「LTX-2.3」との連携
  • LAN越しに別PCを制御して動画生成させる仕組み
  • ローカルLLM「LM Studio」連携による画像の自動タグ付け

これらをコードを一行も自分で書かずに実現したのが、このレポートの核心です。

数年前であれば複数エンジニアが数ヶ月かけて取り組む規模のプロジェクトが、一人で、しかも1ヶ月以内に、コードなしで開発できるという事実は、AI駆動開発の可能性を改めて示すものになっています。

きっかけは「私が作ったほうが速い」とClaude Code自身が言い出した

新清士氏の出発点は、「既存のAI画像管理ツールへの不満」でした。画像・動画AIを多用する中で、膨大な生成データを管理するビューアーが欲しくなったことがきっかけのようです。

GitHubにいくつか実験的なプロジェクトが公開されていたので、インストールを試みたのですが、エラーの連発で使いものにならなかったそうです。その修正作業自体もClaude Codeに任せていたところ、AIが自発的にこう言い出したそうです。

「これなら、最初から私が作ったほうが速い」と。

半信半疑で「ではビューアーのプロトタイプを作ってみて」と指示を出したのが、この開発の始まりです。

30分でビューアーが完成、選んだ技術構成はすべてAI任せ

Claude Codeが自律的に選んだ技術構成は「Python + Flask + SQLite + vanilla JS」というものでした。

💡 補足:技術用語の解説
  • Python:プログラミング言語のひとつ。AIや自動化でよく使われる
  • Flask:Pythonで動くWebアプリを作るための軽量フレームワーク(土台のようなもの)
  • SQLite:データを保存するための小型データベース(ファイルに近い感覚で動く)
  • vanilla JS:特別なライブラリを使わないシンプルなJavaScript

新清士氏本人はFlaskが何であるかもよくわかっていなかったと書いています。技術選定も、環境構築も、実装もすべてClaude Codeが実行。氏はコードを一行も書いていません。

そして最初のバージョンが完成したのは、指示から約30分後。静止画・動画の表示に対応し、生成時に書き込まれたメタデータも表示できるビューアーが動き始めました。

これが完成してから、「あれも足したい、これも足したい」という要望が次々に出てきます。

ローカルLLMの動作環境「LM Studio」と連携して画像の自動タグ付け機能を追加。サムネイル表示、全画面表示、スライドショー機能なども次々と実装されていきました。

ビューアーからAI統合スタジオへと1週間で機能が広がった

また、単なる管理ツールにとどまらず、次の段階ではComfyUIと連携して「生成機能」を統合していきます。

💡 補足:ComfyUIとは?

画像や動画のAI生成を行うためのローカル動作ツール。プロンプト(AIへの指示文)とモデルをノードと呼ばれる部品でつなぎあわせて生成する仕組みで、高機能だが操作がやや複雑なことで知られています。

追加された機能の中で特に重要なのは、日本語入力から英語プロンプトへの自動変換機能です。最近の高精度な画像モデルは自然な英語プロンプトの精度が高いため、日本語で書いた内容をAIが英文に膨らませて使えるようにしたわけです。

さらに、画像をドラッグ&ドロップすると、その画像の構図やスタイルをプロンプトに再解釈する機能も加わりました。

ControlNet(画像の構図を制御する技術)やLoRA(特定のキャラやスタイルを再現するための追加学習データ)の呼び出し機能、動画生成モデルのLTX-2.3との連携、さらにはLAN越しに別PCで動画生成を指示してビューアーに自動追加する仕組みまで作り込まれました。

開発開始からわずか1週間で、単なるビューアーが「生成・管理・プロンプト変換・動画生成を一体化した個人用コンテンツパイプライン」へと変わっていったわけです。

コードが丸ごと消えた日 – 失敗から学んだ4つの鉄則

ここで終わりにならないのが、このレポートのリアルなところです。

画面のちらつきバグがなかなか解決できず、Claude Codeに何度も修正を試みさせていたところ、AIが誤ってstyle.cssというファイル全体を5行で上書きしてしまいました。1000行以上に育っていたコードが一瞬で消えたのです。

さらに痛かったのは、バックアップがなかったこと。プログラミング初心者だった新清士氏は、変更履歴を保存する「git commit」というコマンドを知らず、Claude Codeもそれを事前に教えてはくれなかったそうです。

LLMは「聞かれなければ答えない」のが基本なので、相手が知らないということ自体を知れないという話ですね。

💡 補足:git commitとは?

git commitとはファイルの変更履歴を記録・保存するための操作です。これをこまめにやっておくと、何かあった時に以前の状態に戻すことができます。コード開発では常識的な作業ですが、初心者には盲点になりがちです。

過去のやり取りのログをすべて洗わせることでなんとか復元に成功しましたが、コードは3646行にまで膨れ上がり、重複だらけの状態になってしまいました。

その後、大規模なリファクタリング(内部構造を整理する作業)を経て1500行まで圧縮。加えてOpenAIのCodexもセカンドオピニオンとして活用し、バグを次々に発見していきました。

この事故を受けて、Claude CodeのOpusが執筆する形で、以下の4つの恒久ルールが確立されました。

ルール内容
① Writeツールの制限既存ファイルへのWrite(全体上書き)を禁止。修正は必ずEditツール(差分のみ)で行う
② Gitの定期コミット義務化大きな機能実装後、または5回以上のEdit操作をしたら中間コミットを実施
③ CSSパッチ連打の禁止ブラウザのDevToolsで実測してから1回で直す。3回やって直らなければアプローチ自体を見直す
④ デバッグツールを先に作る2〜3回の推論で解決しないバグは情報不足のサイン。次の修正より先に計測コードを書く

「数百万円のプロジェクト」が1ヶ月でローンチできる時代

新清士氏はレポートの中でこう述べています。

エンジニアに発注していれば複数人月のプロジェクトになり、3ヶ月で数百万円かかるのが普通だった。だから、そもそも開発しようとも考えなかったはずだ、と。

ゲーム開発の経験がある氏は「小さな機能修正をするだけでも1週間かかるのが普通だった」とも言います。

バグリストを並べて、会議をして、優先順位を決めて…。それがClaude Codeでは、思いついた機能を1時間ほどで実装でき、バグ処理も並行して進められます。

現在は開発開始から1ヶ月が経過し、ストーリーボード作成機能やSDXL(画像生成モデルの一種)への対応なども追加されています。ツールの名前は「百夜スタジオ」。かっこいいですよね!

ただしGitHubでの一般公開については現時点では躊躇しているそうです。理由は「汎用化とメンテナンスのコストが非常に大きい」からとのこと。

A1111やForgeといった既存のWebUIの開発が止まってしまった背景と同じ構造で、AIの変化速度が速いほどメンテナンス負荷も大きくなるという現実的な問題です。

まずは「自分が欲しいもの」を作ってみる

正直に言うと、この話を読んで自分の中で何かが切り替わりました。

僕自身もClaude Codeを使ってMicro SaaSやアプリ開発に取り組んでいます。

なので、AIを活用することで、「コードが書けなくてもアプリが作れる」という感覚は肌で感じています。

ただ、今回の新清士氏はレポートのように「30分でビューアーが完成した」「1ヶ月で数百万円規模のツールになった」という具体的な数字を見て、あらためてその可能性を実感した次第です。

特に重要だと感じた点が2つあります。

ひとつは「自分が欲しいものを作る」という視点です。

ここは僕も同じ考えで、汎用ツールを作ろうとすると保守コストも膨らみます。でもまず「自分専用」に特化すれば、複雑さを最小化でき、そこから必要に応じて拡張できる。これはMicro SaaSの設計にも直接使える考え方です。

もうひとつは「AIに任せたうえで、人間が何をどう管理するか?」の問題です。

今回の事故(コード消失)は、AIが間違いを犯すことよりも「人間がルールを持っていなかった」ことが根本原因です。

Claude Codeを使いこなすということは、AIの開発能力を引き出しながら、人間がガバナンス(管理のルール)をきちんと設計することだと改めて感じます。

CLAUDE.mdにルールを明記して、git commitを習慣化して、デバッグの方針を決めておく。この「仕組み先行」の姿勢は、コーダーであるかどうかに関係なく、Claude Codeを使うすべての人に必要なことだと思います。

まとめ

今回のASCII.jpの新清士氏はレポート記事から整理できた要点をまとめます。

  • Claude Codeを使えば、プログラミング初心者でも本格的なWebアプリを1ヶ月以内に作れる
  • 技術選定・環境構築・実装はすべてClaude Codeに任せることができる
  • ただし「コードの全体上書き」「バックアップなし」などの事故リスクは実在する
  • 事故を防ぐには「Editツール限定」「定期commitの義務化」「デバッグツール先行」などルール設計も必須
  • 汎用ツールより「自分専用ツール」を作るほうが現実的で保守コストも低い
  • ソフトウェア開発の概念自体が変わりつつある→これは副業・個人起業家にとって大チャンスでもある

この記事を読んで、正直ワクワクが止まらなかったです。

「コードが書けないから無理」という前提が、もう完全に崩れている。

今回は数百万円規模の話でしたが、これからAIの精度と自律性がさらに上がっていけば、数千万、ひょっとしたら数億規模のプロダクトやビジネスを、たった一人で作り上げる時代が来るかもしれません。

大げさに聞こえるかもしれないけど、今回のレポートを読んだあとだと、そこまで非現実的な話には感じられません。

ソフトウェア開発の概念が変わる、、、もはや、そう言い切れるだけの変化が、すでに起きています。

まずはClaude Codeを触ってみることから始めてみましょう!それだけで、見える世界が変わるはずです。

以上、ハックでした!いつも読んでくださりありがとうございます🙏

参考ソース:ASCII.jp:非エンジニアが数百万円級のツールを開発 画像&動画生成AIツールがゼロから作れた話


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非エンジニアが数百万円級のツールを開発 画像&動画生成AIツールがゼロから作れた話

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