こんにちは、ハックです。AIを相棒に、プログラミング未経験から今では様々なツールやアプリを開発している一人社長です。
「個人開発をやってみたいけど、作りたいアプリのアイデアが出てこない…」
「思いつくアイデアは、もう世の中にあるものばかり…」
AIで簡単に作れるとわかったけど、最初の1本のアイデアで止まっている人は多いと思います。
僕もAIでアプリをたくさん作っていますが、アイデアは困りごとからではなく、自分が普段からやってる仕事で身につけた知識(ドメイン知識)から出てきました。
そして、閃いたアイデアをChatGPTとGeminiに議論させて広げたりすることもたまにあります。
この記事では、個人開発初心者、もしくはこれから始める未経験者が、最初の1本のアイデアが出ない理由、やアイデアの出し方、作る前の選び方の3つの基準、AIで作れるアプリの例などまとめました。
僕が実際に作ったアプリのアイデアの事例も含めて、順番にまとめます。
アイデアって、白紙から出そうとするとなかなか出ないんだよね。僕は自分の得意な分野から出したり、AIに深掘りしてもらったりすることも多いよ。
アイデアは白紙から出すのではなく、「自分の持っているもの」を材料にするのはいいと思います!この記事の後半に、ChatGPTとGeminiに議論させるプロンプトも載せておきますね。
🧭 読み終えたとき、あなたはこうなっています
- 個人開発のアイデアが出ない2つの理由が分かる
- 日々の困りごと・自分のスキル・AIの3つの方法で、アイデアを自分で出せる
- ChatGPTとGeminiに議論させて案を広げる手順と、コピペで使えるプロンプトが手に入る
- 作る前に、3つの基準でアイデアを選べる
- AIで1日で作れる大きさのアプリのアイデア例が分かる
⚠️ この記事の信頼性について
個人開発のアイデアが出ないのはなぜ?


個人開発において、アイデアがなかなか出ない理由は、2つあります。
- アイデアを大きく考えすぎている
- 「使う人がいるか?」を先に考えていない
個人開発のアイデアを大きく考えすぎている
「世の中にない、画期的なアプリ」を狙うと、なかなか良いアイデアは出せません。
出せたとしても、機能が多すぎたり、技術に対して完全にAIに任せることができない仕様が必要だったり、個人開発レベルで考えた場合に難しい部分も出てきます。
そこで、おすすめなのは、必要最小限の機能だけに絞るMVP(後ほど詳しく解説)です。個人開発の最初の1本は、1つの機能だけのアプリ、たとえば「入力した文字数を数える」だけのアプリなどです。
「既にあるアプリと同じだ」と感じても、大丈夫。最初にチャレンジする1つ目のアプリとしては十分です。同じ種類のアプリがあるのは、使う人がいる証拠でもあり、全く使う人がいないアプリよりはマシです。
AIで作れる今は「使うユーザーがいるか?」が先
AIでアプリを作る方法は、いろいろとありますが、たとえばバイブコーディング(AIとチャットしながらノリで作る方法)であれば、以下の記事で解説しています。


AIで作れるようになった今は、「作れるか」はあまり問題になりません。問題は、作ったあとに誰かが使うかどうか?です。
僕のアプリづくりでも、作ること自体は数時間で終わりました。どちかといえば、「何を作るか?」を考え、決める部分のほうが時間がかかった感じです。
なので、この記事は、アイデアの出し方と選び方に絞って解説していきます。
個人開発のアイデアの出し方


アイデアの出し方は、次の3つです。
- 日々の困りごとやルーティンから考える
- 自分のスキルや経験から考える
- AIを使って考える
僕が主に使っているのは、2と3です。1から順に説明します。
1. 日々の困りごとやルーティンからアイデアを考える
毎日の作業で「面倒だな」と感じていることを、すべて書き出します。
書き出すものは、次の3つです。
- 毎日・毎週、同じ手順で繰り返している作業
- 使っているアプリやサービスで、不満に感じたこと
- 友達や家族が「困っている」と話していたこと
書き出した作業の中に、「アプリにすれば10分が10秒になる」ものがあれば、それがアイデアのヒントになります。
ただし、僕自身は、困りごとから出すやり方はあまりしていません。次の2つ目のほうが、僕には合っていたからです。
2. 自分のスキルや経験をもとにアイデアを考える
僕が作ったアプリのアイデアは、自分のドメイン知識を活かすところから出ています。
ドメイン知識とは、ある分野について、長く関わって身につけた専門的な知識のことです。仕事、趣味、副業など、あなたが人より詳しい分野が当てはまります。
詳しい分野には、次のような「あなたにしか分からない手間」があります。
- 業界で当たり前に使っている作業手順
- 初心者がよく間違えるポイント
- 「ここが自動でできたら楽なのに」と思う場面
エンジニアでなくても、仕事の経験そのものがアイデアの材料になります。
後半の体験談で、僕のSEO分析ツールの例を紹介します。
3. AIを使ってアイデアを考える(ChatGPTとGeminiに議論させる)
AIに「アプリのアイデアを出して」と頼むと、どこにでもある案しか返ってきません。
白紙からではなく、自分が閃いたアイデアを、AIに広げてもらうほうが、使える案が出ます。
僕は、閃いたアイデアをChatGPTとGeminiの2つに議論させて、新しい案を出させることもよくやります。
1つのAIに聞くより、意見の違いからヒントが出せるからです。
手順は、次の通りです。
- 閃いたアイデアを、1〜2行で書き出す
- ChatGPTに、下のプロンプトを貼って、案を出してもらう
- 出てきた案を、Geminiに貼って、反論や改善案を出してもらう
- Geminiの意見を、ChatGPTに戻して、さらに議論させる
- 2〜3往復したら、残った案から自分が作りたいものを選ぶ
プロンプトは、次の通りです。
私は個人開発で、次のアプリのアイデアを考えています。
【アイデア】(ここに1〜2行で書く)
【私の得意分野】(ここに書く)
【作る人】プログラミング未経験で、AIにコードを書いてもらう予定です。
次の3つを出してください。
1. このアイデアを広げた案を3つ(AIで1日で作れる大きさで)
2. それぞれの案の、想定ユーザーと、使われる場面
3. 既にある似たサービスと、自分が作る意味があるか
Geminiに貼るときは、最後の3行を、次のように変えます。
上の案について、あなたの立場で反論し、弱い点を指摘してください。
そのうえで、より良い案を2つ提案してください。
AIに決めてもらうのではなく、AI同士に議論させて、自分が選ぶのがコツです。
選ぶときの基準は、次の章で説明します。
個人開発アイデアの選び方|作る前に決める3つの基準


アイデアが複数出たら、作る前に3つの基準で選びます。
- 自分が毎日使うアプリか
- MVP(最小限の機能)をAIで1日で作れるか
- ChatGPTなどの生成AIで足りる課題ではないか
3つとも当てはまるものから、作ります。
自分が毎日使うアプリか?
1つ目の基準は、作った自分が、毎日のように使うか?です。
自分が使わないアプリは、改善する気力が続きません。自分が使うアプリなら、不満がすぐ分かって、直す理由も続きます。
| 例 | |
|---|---|
| 当てはまる | 毎日の仕事で使う分析ツール、毎週の作業を自動にするツール |
| 当てはまらない | 「流行りそうだから」で選んだ、自分は使わない占いアプリ |
自分が使わないものでも、「家族や仕事仲間が毎日使う」なら当てはまります。
MVP(最小限の機能)をAIで1日で作れるか?
2つ目の基準は、1日で作れる大きさか?です。
MVP(Minimum Viable Product)とは、最小限の機能だけを持たせた、最初のバージョンのことです。
最初から全部の機能を作らず、1つの機能だけで公開します。
僕のCSSジェネレーターは、AIを使って数時間でリリースできました。
このくらいの大きさなら、途中で飽きません。
| 例 | |
|---|---|
| 当てはまる | 入力→変換→結果を表示、の1画面で終わるツール |
| 当てはまらない | 会員登録・決済・チャット機能まで必要なサービス |
大きなアイデアは、1機能だけに切り出します。会員登録や決済は、1本目が公開できてから足せば大丈夫です。
ChatGPTなどの生成AIで足りる課題ではないか?
3つ目の基準は、ChatGPTなどの生成AIに頼めば、足りる課題ではないか?です。
AIアプリを作る前に、同じことをChatGPTに頼んでみます。ChatGPTで十分な品質が出るなら、わざわざ作る意味がないケースもあります。
| 例 | |
|---|---|
| 当てはまる(作る意味がある) | 自分の仕事のデータを読み込んで、決まった形式で出力するツール |
| 当てはまらない(作る意味が薄い) | 文章を要約するだけのアプリ、画像を1枚生成するだけのアプリ |
僕は、この3つ目の基準で「バナーAI」(AIでバナー画像を自動生成するアプリ)という企画を却下しました。詳しくは、後半の体験談で書きます。
AIで作れる個人開発アプリ|4つのアイデア例


ここでは、AIで1日で作れる大きさのアイデア例を、4つ紹介します。
どれも「入力→処理→結果の表示」で完結するものです。
これは、僕が作ったものではなく、あくまでアイデアの例です。
それぞれの基準で、あなたの経験に合うものを選んで見るのも良いでしょう。
アイデア例 1.作業を自動化するツール
Webアプリとは、ブラウザで開いて使うアプリのことです。作業の自動化は、AIで作りやすい分野です。
- 日付・金額・件数を入力すると、決まった形式の文章を出力するツール
- 複数のファイルの名前を、ルールに合わせて一括で変更するツール
- 毎週の作業のチェックリストを作る、1画面のツール
アイデア例 2.情報をまとめるサービス
情報をまとめるだけなら、会員登録もデータ保存もいりません。
- 特定の分野の用語を、検索して読める用語集
- 自分が詳しい分野の、料金や機能の比較表を見せるページ
- 入力した条件に合う選択肢を表示する、診断ツール
アイデア例 3.ジェネレーター・チェックツール
ジェネレーターとは、入力した内容から、何かを自動で作り出すツールのことです。
チェックツールは、入力した内容に問題がないかを確認します。
- 条件を選ぶと、文章やコードのひな形を作るジェネレーター
- 入力した文章の文字数・重複・表記を確認するチェックツール
- 色や大きさを選ぶと、設定を出力するツール
アイデア例 4.趣味・日々の生活に役立つアプリ
趣味の分野は、あなたにしか分からない手間が詰まっています。
- 趣味の記録を、1画面で付けられるアプリ
- 家族との予定や買い物の共有メモ
- 習慣のチェックを付けるだけのカレンダー
ここまでの例は、すべて1つの機能で完結するものです。
実際に作るときは、さらに機能を1つ減らす気持ちで決めると、最後まで作れます。
【体験談】AIで個人開発したアプリのアイデアはこう生まれた


ここからは、僕が実際にAIで作ったアプリの、アイデアの出どころを紹介します。
SEO分析ツール:スキルと経験からアイデアを出した
SEO分析ツールは、自分のスキルと経験(ドメイン知識)からアイデアを出しました。
仕事で身についたSEOやマーケティングの経験値や知識を活かして、ツールにしたのが始まりです。
「何か困っているか」を探したのではありません。自分が詳しい分野なので、その分野で何を作れば役に立ちそうか?、なんとなく感じることがヒントになっただけです。
あなたにもきっと何かこれまでの仕事や趣味や経験として、詳しい分野があるなら、そこがいちばん強いアイデアの材料になるはずです。
CSSジェネレーター:AIで数時間でリリースした
CSSジェネレーターは、AIを使って企画含めてわずか数時間でリリースしました。
CSS(シーエスエス)とは、Webページの見た目を指定するための言語のことです。ジェネレーターは、選んだ条件からその指定を自動で作り出します。
この大きさは、先ほどの2つ目の基準(AIで1日で作れるか)にぴったりでした。1つの機能だけで公開すれば、1日もかかりません。
最初の1本をほんの数時間で作れたことで、「よし、次も作ろう!」と思えるようになりました。最初は、小さくスタートすることが何事においても秘訣のように感じます。
ボツにした個人開発アイデア:バナーAI
バナーAIは、AIでバナー画像を作るアプリでしたが、開発を保留して、却下しました。
理由は、ChatGPTで十分に高品質なものが作れるからです。わざわざ自分で作らなくても、ChatGPTに頼めば同じことができます。
これが、先ほどの3つ目の基準(生成AIで足りる課題ではないか)です。
作り始めてから分かるより、作る前にChatGPTやGeminiなどで試すほうが、時間を無駄にしません。却下は失敗ではありませんし、そこで得た情報も今後の開発で必ず役立ちます。
個人開発のアイデアが決まったら、AIで最初のアプリを作る


アイデアが決まったら、作り始めます。
最初のアプリを作る手順は、以下の記事で、始め方から収益化まで順番にまとめています。
AIで個人開発を始める流れは、ロードマップの記事で解説しています。
🔗(現在作成途中・公開後リンク予定)
作ったアプリを公開する方法は、以下の記事で解説しています。
作ったアプリを無料で公開する方法は、デプロイの記事で解説しています。


アプリで収益を出す方法は、別の記事で解説する予定です。
🔗(現在作成途中・公開後リンク予定)
最初のアプリを作るときは、AIに「何をしてほしいか」を毎回伝え直さなくて済むように、CLAUDE.md(Claude Codeに渡す指示書のファイル)を用意すると進みやすくなります。
アイデアが決まったら、Claude Codeでアプリを作る手順を以下の記事にまとめています。


個人開発のアイデアに関するよくある質問
- 個人開発のアイデアが出ないときは、どうすればいいですか?
-
白紙から出そうとせず、自分の仕事・趣味などの「詳しい分野」を材料にします。閃いたアイデアを、ChatGPTとGeminiに議論させると、新しい案が出ます。
- 個人開発のアイデアは、どうやって出しますか?
-
3つの方法があります。日々の困りごとやルーティンから考える、自分のスキルや経験から考える、AIに議論させて広げる、の3つです。
- エンジニアでなくても、個人開発のアイデアは出せますか?
-
出せます。アイデアの材料は、コードの知識ではなく、仕事や趣味で身につけた知識です。作る部分は、AIに任せられます。
- 既にあるアプリと似たアイデアでも、作っていいですか?
-
作って大丈夫です。同じ種類のアプリがあるのは、使う人がいる証拠でもあります。ただし、ChatGPTなどの生成AIで足りる課題は、作る意味が薄いため避けます。
- 個人開発のアイデアは、どのくらいの大きさがいいですか?
-
AIで1日で作れる大きさが目安です。1つの機能だけのアプリから始めて、会員登録や決済は、最初の1本を公開してから足します。
- 個人開発のWebアプリのアイデアには、どんなものがありますか?
-
作業を自動化するツール、情報をまとめるサービス、ジェネレーター・チェックツール、趣味や生活のアプリなどがあります。この記事の例の章で、4種類を紹介しています。
まとめ
- アイデアが出ない理由は、大きく考えすぎることと、使う人がいるかを先に考えていないこと
- 出し方は、日々の困りごと・自分のスキルや経験・AIに議論させる、の3つ
- 閃いたアイデアは、ChatGPTとGeminiに議論させて広げる
- 選ぶ基準は、自分が毎日使うか・AIで1日で作れるか・生成AIで足りる課題ではないか
- 僕のSEO分析ツールは仕事の経験から、CSSジェネレーターは数時間で、バナーAIはChatGPTで足りるため却下した
僕の考えは、個人開発のアイデアは自分が詳しい分野から出して、作る前に基準で選ぶというものです。
まずは、あなたが詳しい分野を1つ書き出して、その分野の「あったら楽な1機能」を考えてみてください。そのアイデアをChatGPTとGeminiに議論させれば、最初の1本のおすすめアイデアが見えてきます。
以上、ハックでした!いつも読んでくださり、ありがとうございます🙏
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