こんにちは、ハックです。AIを相棒に、プログラミング未経験から今では様々なツールやアプリを開発している一人社長です。
「デプロイって何をすること?」
「作ったアプリを無料で公開したいけど、どこに置けばいいの?」
AIでアプリを作り終えて、次にここで手が止まった人が多いと思います。
僕はCloudflare・Vercel・VPS(レンタルサーバー)を使い分けて、アプリやツールを公開しています。その経験から言うと、練習なら無料のデプロイ先で十分で、最初に選ぶ1つはCloudflareがおすすめです。
ただし、広告や販売などでお金を稼ぐ段階になると、無料プランのままでは規約に引っかかるサービスがあります。
この記事では、デプロイの意味から、無料のデプロイ先の比較、商用利用の注意点、Cloudflareで公開する手順までを順番にまとめます。
「デプロイ」とは、つまり作ったアプリを「公開する」ってことだね。僕も最初はVercelにデプロイからスタートした。
最初は無料で公開できるのがうれしいですよね。ただ、広告や販売でお金を稼ぐ段階になると、無料のままでは使えないサービスもあるんです。
🧭 読み終えたとき、あなたはこうなっています
- デプロイとは何か、サーバーとの関係も含めて説明できる
- Cloudflare・Vercel・Netlify・Render・Google Cloud Runの無料枠と制限を、数字で比べられる
- Vercelの無料プラン(Hobby)で、広告掲載や販売が商用利用にあたる理由が分かる
- 自分のアプリの種類に合うデプロイ先を1つ選べる(4つの質問に答える診断ツール付き)
- GitHubとCloudflareをつないで公開する手順と、公開前のチェック項目が分かる
⚠️ この記事の信頼性について
デプロイとは?Webアプリの公開方法をわかりやすく解説


デプロイとは、自分のパソコンの中で動いているアプリを、インターネット上のサーバーに置いて、URLで誰でも見られる状態にすることです。
「公開する」「本番環境に反映する」と言い換えられます。
AIでアプリを作った直後は、そのアプリはあなたのパソコンの中でしか動いていません。たとえばせっかく作ったアプリのローカルアドレスを友達に送っても、開いてもらえない状態です。
デプロイをすると、デプロイ先のサービスから専用のURLが発行されます。そのURLを送れば、世界中の誰でもアプリを開けます。
アプリの作り方そのものは、以下の記事で解説しています。


デプロイとサーバーの関係
サーバーとは、インターネット経由で送られてくる「見せてほしい」というリクエストに、アプリやページを返すコンピューターのことです。
デプロイ先を選ぶことは、そのサーバーを誰に用意してもらうかを選ぶことと同じです。
選び方は大きく2つに分かれます。
- デプロイ用のサービスに任せる:Cloudflare・Vercel・Netlifyなど。GitHubとつなぐだけで、サーバーの管理はサービス側がしてくれる
- 自分でサーバーを借りる:VPS(Virtual Private Server=仮想専用サーバー)など。自由度は高いが、設定や管理は自分でする
GitHubとは、プログラムのファイルと変更履歴を保存しておくWebサービスのことです。多くのデプロイ用サービスは、GitHubに保存したコードを読み取って、自動で公開してくれます。
初心者がまず選ぶのは、1つ目のデプロイ用サービスです。無料で始められて、サーバーの設定を覚える必要がありません。
公開する前に、まだ作るアプリが決まっていない場合は、個人開発のアイデアの見つけ方を以下の記事でまとめています。


個人開発のデプロイ先はアプリの種類と技術スタックで変わる


デプロイ先は、アプリがサーバー側で何かの処理をするかどうかで決まります。
作ったアプリがどちらなのかは、AIに「このアプリは静的サイトですか?サーバー側の処理はありますか?」と聞けば教えてくれます。
静的サイト・フロントエンドだけのアプリ
静的サイトとは、HTML・CSS・JavaScriptのファイルをそのまま表示するだけのサイトのことです。フロントエンドとは、ブラウザの画面側の部分を指します。
ポートフォリオ、ランディングページ、電卓や診断ツールのような「画面の中だけで完結するアプリ」が当てはまります。
このタイプは、Cloudflareで公開できます。
Cloudflareの料金ページには、静的アセット(画像やHTMLなどのファイル)へのリクエストは無料・無制限と書かれています。
バックエンド・データベース(DB)が必要なアプリ
バックエンドとは、ログインの確認、データの保存、外部サービスとの連携など、画面の裏側で動く処理のことです。
会員登録のあるアプリ、投稿を保存するアプリ、決済をするアプリは、こちらに当たります。
このタイプでは、2つのことを決めます。
- 処理を動かす場所:Cloudflare Workers・Vercelの関数(Function)・Renderなど
- データを保存する場所:データベース。SupabaseなどのデータベースサービスをGitHubと別に使う人が多い
データベースの置き場はデプロイ先とは別に選べます。
まず「静的サイトか、裏側の処理があるか」だけ決めておけば、次の章の比較が読みやすくなります。
無料で使える定番のデプロイ先(ホスティングサービス)


アプリを置いて公開してくれるサービスを、ホスティングサービスとも呼びます。
無料で始められるデプロイ先は、いくつもあります。ここでは、個人開発でよく使われる順に紹介します。
数字は、各サービスの公式ページの原文に基づく2026年10月時点のものです。
各サービスのくわしい使い方は、別の記事で1つずつ解説する予定です。この記事では、選ぶための違いに絞ります。
Cloudflare(Pages・Workers)
Cloudflare(クラウドフレア)では、アプリを公開するサービスのPagesとWorkersを、無料プランで使えます。
Workersは、サーバーを自分で用意せずにプログラムを動かせる「サーバーレス」の仕組みです。
僕が最初におすすめするのは、このCloudflareです。理由は、商用の面でもコスト面でも、あとで困りにくいからです。
無料プランの主な制限は、次の通りです。
- Workers Free:1日10万リクエスト、1回あたりのCPU時間は10ミリ秒
- 静的アセットへのリクエストは、無料・無制限
- Pages Free:ビルド(公開用にファイルを組み立てる作業)が月500回・同時1件まで、プロジェクトは100件まで
- Pages Functions(サーバー側の処理)は、Workersとして課金される
有料にするときは、Workers Paidが最低月5ドル(月1,000万リクエスト込み)です。
リクエストとは、ブラウザがサーバーに「ページを見せて」と送る1回の問い合わせのことです。CPU時間は、その処理をサーバーのCPUが実際に計算していた時間を指します。10ミリ秒は0.01秒です。
商用利用については、後の章で規約の原文つきで説明します。
Cloudflareの料金・制限の原文は、以下です。
- https://developers.cloudflare.com/workers/platform/pricing/
- https://developers.cloudflare.com/pages/platform/limits/
Cloudflareの詳しい使い方は、別の記事で解説する予定です。🔗(現在作成途中・公開後リンク予定)
Vercel
Vercel(ヴァーセル)は、Reactの上に作られた開発フレームワーク「Next.js」を作っている会社のサービスです。画面の使いやすさと、公開までの速さが魅力です。
僕も使っていて、使いやすいサービスだと感じています。無料プランはHobbyで、枠は次の通りです。
- Fast Data Transfer(データ転送量):月100GB
- Function Invocations(サーバー側の処理の呼び出し回数):月100万回
有料のProは、月20ドルです。料金ページには、Developer seat(開発メンバー用の席)が1人あたり月20ドルと書かれています。
大事なのは、無料のHobbyプランは商用利用ができない点です。広告や販売をする場合は、Pro以上が必要になります。詳しくは、後の章で原文を引用して説明します。
Vercelの料金ページは、以下です。


Netlify
Netlify(ネトリファイ)は、静的サイトの公開で早くから知られているサービスです。
料金ページには、次のプランが載っています。
| プラン | 月額 | 月のクレジット |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 300 |
| Personal | 9ドル | 1,000 |
| Pro | 20ドル | – |
Personalには、Priority email support(優先メールサポート)とSmart secret detection(コード内の秘密情報の検出)が付くと書かれています。
商用利用については、料金ページに、無料プランの商用利用を禁じる記載はありません(2026年10月時点)。
Netlifyの料金ページは、以下です。


その他(Render・Google Cloud Run・Firebase)
この3つは、バックエンドのあるアプリで候補になります。
Renderは、サーバー側のアプリを置けるサービスです。無料プラン(Render Free)には、次の制限があります。
- 15分間アクセスがないとスリープし、復帰に約1分かかる
- ファイルは、再起動すると消える
- 月750時間を超えると、翌月まで停止する
ユーザーが最初にアクセスしたときに1分待たされるため、公開用のアプリには向きません。
Google Cloud Runは、Googleのクラウドでアプリを動かすサービスです。リクエストベースの課金の無料枠は、月200万リクエスト、36万GB秒、18万vCPU秒、北米からの送信1GBです。
Firebaseは、Googleのアプリ開発用のサービス群です。ログインやデータ保存をまとめて提供しています。
Render・Cloud Run・Firebaseは、仕組みが少し複雑です。この記事では詳しく扱わず、別の記事で解説する予定です。
Renderの無料プランの原文は、以下です。
無料プランの料金・制限・商用利用を比較


デプロイ先を選ぶとき、「無料かどうか」だけで決めると、あとで困ります。
確認するのは、次の3点です。
- 商用利用(広告・販売)ができるか
- スリープや停止の制限があるか
- 無料枠の上限はいくつか
この章が、この記事のいちばん大事なところです。
Vercelの無料プラン(Hobby)は商用利用できない
Vercelの公式ドキュメント(公正利用ガイドライン)には、次の一文があります。
Hobby teams are restricted to non-commercial personal use only. All commercial usage of the platform requires either a Pro or Enterprise plan.
日本語にすると、「Hobbyは、非商用の個人利用に限る。商用利用はすべて、ProかEnterpriseが必要」です。
では、何が「商用」にあたるのでしょうか。公式ドキュメントには、次の例が書かれています。
- 訪問者からの支払いを受け付ける
- 商品やサービスの販売を宣伝する
- AdSense(Google広告)などの広告を掲載する
- アフィリエイトが主な目的
つまり、アプリやサイトに広告を載せた時点で、Hobbyは規約違反になります。
一方で、寄付の募集は商用にあたらないとも明記されています。
自分の趣味のアプリを無料で公開するだけなら、Hobbyで問題ありません。お金を稼ぐ仕組みを入れるなら、Pro(月20ドル)が必要です。
原文は、以下で確認できます。
比較表:無料枠・有料プランの料金・スリープの有無
ここまでの内容を、1つの表にまとめます。
| サービス | 無料枠 | スリープ | 商用利用(無料プラン) | 有料プラン |
|---|---|---|---|---|
| Cloudflare | Workers:1日10万リクエスト/Pages:ビルド月500回 | 記載なし | 商用を禁じる記載は料金・制限ページに無い(※) | Workers Paid:最低月5ドル |
| Vercel | 月100GB転送・関数の呼び出し月100万回 | 記載なし | Hobbyは不可(広告掲載も商用扱い) | Pro:月20ドル |
| Netlify | 月300クレジット | 記載なし | 無料プランの商用利用を禁じる記載は無い | Personal:月9ドル/Pro:月20ドル |
| Render | 月750時間 | 15分アクセスがないとスリープ、復帰に約1分 | – | – |
| Google Cloud Run | 月200万リクエストなど | – | – | – |
「記載なし」は、原文に書かれていないという意味で、「スリープしない」と保証するものではありません。「–」は、この記事で扱っていない項目です。
※Cloudflareは、利用規約(https://www.cloudflare.com/terms/ の2.2.1(h))に、次の条項があります。
process or collect personal or business credit card information on any web property that is receiving Free Services
無料サービスを使っているサイト上で、クレジットカード情報を処理・収集することを禁じる内容です。
この条項は、商用利用そのものを禁じる内容ではありません。
ただ、無料サービスを使っているサイトでカード情報を処理・収集することは、規約で禁止されています。
決済をつけるなら、Stripeのような外部の決済ページへ移動する形にして、カード情報を自分のアプリでは受け取らない設計にします。
この表の読み方は、次の3つです。
- 広告を載せるなら、Vercelの無料プランは使えない
- 公開用のアプリなら、Renderの無料プランはスリープで使いにくい
- 商用の規約で迷いたくないなら、Cloudflareを最初の候補にする
ただし、規約は改定されます。
実際に商用で使う前に、各サービスの規約ページを自分の目で読み直してください。
自前サーバー(VPS)でデプロイするメリット・デメリット


VPS(Virtual Private Server)は、1台のサーバーを仮想的に区切って、自分専用として借りられるサービスです。
僕は、Cloudflare・Vercelに加えて、VPS・レンタルサーバーも使っています。PHPで動くサイトは、シンレンタルサーバーに置いています。
代表的なVPSには、🔗シンVPS(現在作成途中・公開後リンク予定)と、🔗さくらのVPS(現在作成途中・公開後リンク予定)があります。
料金は、公式ページに次のように載っています。
| サービス | メモリ | 月額(換算) | 年額 |
|---|---|---|---|
| さくらのVPS | 512MB | 590円 | 7,078円 |
| さくらのVPS | 1GB | 807円 | 9,680円 |
| さくらのVPS | 2GB | 1,594円 | 19,118円 |
| シンVPS | 1GB | 451円(36か月契約の場合) | – |
| シンVPS | 2GB | 950円 | – |
| シンVPS | 4GB | 1,350円 | – |
シンVPSは、公式トップの注記に「大容量メモリ1GBプラン・36ヶ月契約時の価格」とあります。2GB・4GBの価格にも、契約期間などの条件がつきます。契約するときは、料金ページで条件を確認してください。
さくらのVPSの原文は、以下です。


シンVPSの原文は、以下です。
VPSのメリット
- 月額が決まっている:アクセスが増えても、請求が急に増えにくい
- 自由に設定できる:PHPなど、デプロイ用サービスが対応していない言語でも動かせる
- 常時動き続ける:スリープがない
VPSのデメリット:運用とセキュリティを自分で管理する
- 設定も管理も自分でする:OSの更新、セキュリティ設定、障害の対応は自己責任
- 公開までに手間がかかる:GitHubにつなぐだけで公開できるサービスと比べると、設定が多い
- 無料では使えない:アクセスがゼロでも、月額がかかる
VPSが向いている人
次のような人には、VPSが向いています。
- PHPなど、デプロイ用サービスで動かしにくい言語を使いたい
- 常に動き続ける処理(定期実行など)がある
- サーバーの設定を勉強する時間がある
アプリを初めて公開する人は、まずCloudflareなどのデプロイ用サービスで始めて、必要になったらVPSに移る流れがおすすめです。
VPSの設定手順は、この記事では扱いません。
【診断ツール】用途別:個人開発でおすすめのデプロイ先


4つの質問に答えるだけで、あなたのアプリに合うデプロイ先が分かる診断ツールです。デプロイ先に迷ったらぜひ活用してみてください。
ここまでの比較を、アプリの種類ごとの早見表にまとめます。
| アプリの種類 | 最初におすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 静的サイト・診断ツール | Cloudflare | 静的アセットへのリクエストが無料・無制限 |
| ログインやデータ保存があるアプリ | Cloudflare(Workers)+データベース | 1日10万リクエストまで無料。規約の確認もしやすい |
| 広告や販売をするアプリ | Cloudflareか、Vercel Pro | Vercel Hobbyは広告掲載が商用扱い。Proは月20ドル |
| 練習・趣味のアプリ | Cloudflare・Vercel Hobby・Netlify Freeのどれでも | 無料枠で足りる |
| PHPのサイト・常時動かす処理 | VPS・レンタルサーバー | デプロイ用サービスが対応しない場合がある |
僕自身の使い分けも、この表とほぼ同じです。
- 静的サイトやツールは、Cloudflare
- PHPなどで動くサイトは、VPS・レンタルサーバー
- Vercelは、使いやすさが必要なときに使う。ただし商用になったら有料
迷ったら、まずCloudflareで公開するのが一番簡単です。
理由は、商用で使うときも、有料にするときも、大きな変更が少ないからです。
スマートフォン向けのアプリ(iPhone・Androidアプリ)の公開は、また別の手順になります。🔗(現在作成途中・公開後リンク予定)
無料にこだわりすぎるリスク|商用でマネタイズするなら有料プランへ


結論は、練習は無料で十分。稼ぐ段階になったら有料プランへ切り替えるです。
無料にこだわりすぎると、次の3つのリスクがあります。
リスク1:規約違反になる
Vercelの無料プラン(Hobby)で広告を載せると、規約違反になります。
収益化を始める前に、プランを切り替えておくと安心です。
僕は、Vercelの商用不可のために、移行したり、最初から避けたりしてきました。無料のまま使い続けようとすると、あとで作り直す手間のほうが大きくなります。
リスク2:スリープや上限で止まる
無料プランには、止まる条件があります。
- Render Free:15分アクセスがないとスリープ、復帰に約1分。月750時間を超えると翌月まで停止
- Cloudflare Workers Free:1日10万リクエスト、1回あたりのCPU時間は10ミリ秒
- Cloudflare Pages Free:ビルドは月500回・同時1件
僕も、無料枠の制限やスリープで困った経験があります。
自分のアプリを見た人が、真っ白な画面を前に待たされるのは避けたい状況でした。
Cloudflare Workers Freeの上限は、1日10万リクエストです。アクセスが増えてきたときに初めて、有料プランを考えれば十分です。
リスク3:有料プランに付く機能を使えない
有料プランには、無料プランにない機能が付くことがあります。
たとえばNetlifyのPersonal(月9ドル)には、Priority email support(優先メールサポート)と、Smart secret detection(コード内の秘密情報の検出)が含まれます。
アプリに会員や決済があるなら、こうした機能に月数千円を払う価値はあります。
有料プランへ切り替える判断基準(コストと運用)
どのタイミングで有料にするのか、基準を3つにまとめます。
- 広告・販売・アフィリエイトなど、お金を受け取る仕組みを入れるとき
- 無料枠の上限に達して、アプリが止まるようになったとき
- サポートや秘密情報の検出など、有料プランの機能が必要になったとき
有料にするときの金額は、次の通りです。
| サービス | 有料プラン | 月額 |
|---|---|---|
| Cloudflare | Workers Paid | 最低5ドル |
| Vercel | Pro | 20ドル |
| Netlify | Personal/Pro | 9ドル/20ドル |
同じ有料プランに切り替えるなら、僕はCloudflareのほうがコスパがいいと感じています。
最低5ドルから始められて、Vercel Proの月20ドルの4分の1で済むためです。
ただし、プランの中身は同じではありません。Workers Paidの月5ドルには一定の利用量が含まれていて、超えた分に追加の課金がかかる仕組みです。
自分のアプリの規模に合わせて、料金ページの条件を確認してください。
Webアプリをデプロイする手順と公開前のチェック項目


ここからは、実際にCloudflareで公開する手順を説明します。
アプリはすでにローカル(自分のパソコン)で動いているという前提です。
GitHubと連携してCloudflareに公開する手順
- GitHubにアカウントを作り、アプリのコードを保存する
アプリのフォルダをGitHubのリポジトリ(保存場所)にアップロードします。操作が分からなければ、AIに「このフォルダをGitHubにアップロードする手順を教えて」と聞くと案内してくれます。
- Cloudflareのアカウントを作る
メールアドレスで無料登録します。
- ダッシュボードで、新しいプロジェクトを作る
Cloudflareのダッシュボード(管理画面)にある、Workers & Pagesの項目から、新しいプロジェクトを作ります。
- GitHubのリポジトリを接続する
GitHubのアカウントとCloudflareを連携して、公開したいリポジトリを選びます。
- ビルドの設定を確認する
アプリがNext.jsやViteなどのフレームワークで作られているなら、フレームワークの種類を選びます。分からなければ、AIに「ビルドコマンドと出力先のディレクトリを教えて」と聞いてください。
- デプロイを実行する
保存すると、自動でビルドと公開が始まります。完了すると、専用のURLが発行されます。
以降は、GitHubにコードを更新して保存するたびに、自動で公開が更新されます。
画面の表示や項目名は、Cloudflare側の更新で変わることがあります。手順の画面と違うときは、Cloudflareの公式ドキュメントを開くか、画面のスクリーンショットをAIに見せて質問してください。
Cloudflareの無料プランの制限は、次のページで確認できます。


公開前のチェック項目(環境変数・独自ドメイン・規約)
URLを人に送る前に、次の4つを確認します。
- 環境変数(APIキーなどの秘密情報)をGitHubに保存していないか
環境変数とは、パスワードやAPIキーなど、コードに直接書いてはいけない設定値のことです。コードに書いたままGitHubに保存すると、誰でも読める状態になります。デプロイ先の設定画面に、環境変数として別に登録します。
- 独自ドメインが必要か
デプロイ先が発行するURLのままでも公開はできます。名刺やサービス名として使うなら、独自ドメイン(自分の名前のURL)を取得して設定します。
- スマートフォンでも表示が崩れないか
公開したURLを、自分のスマートフォンで開いて確認します。
- 規約に違反する使い方をしていないか
広告や販売をする場合は、この記事の比較表と、各サービスの規約を読み直します。無料サービスを使うサイトでカード情報を処理・収集することは、Cloudflareの規約で禁止されています。
「公開したのに表示されない」「404(ページが見つからない)と出る」といったエラーは、ビルドの設定か環境変数の登録漏れが原因であることが多いです。
デプロイ先のログ(実行の記録)をAIに貼り付けて、原因を聞くのが早いです。
公開するアプリを作る手順は、以下の記事にまとめています。


よくある質問
- デプロイとは何ですか?
-
自分のパソコンで動いているアプリを、インターネット上のサーバーに置いて、URLで誰でも見られる状態にすることです。「公開する」「本番環境に反映する」と同じ意味で使われます。
- 個人開発のアプリを無料で公開できますか?
-
できます。Cloudflare・Vercel・Netlifyには無料プランがあります。静的サイトなら、Cloudflareは静的アセットへのリクエストが無料・無制限です。ただし、広告や販売をする場合は、サービスごとの商用利用の規約を確認してください。
- Vercelの無料プランは商用利用できますか?
-
できません。Vercelの公式ドキュメントでは、Hobbyは非商用の個人利用に限るとされていて、AdSenseなどの広告掲載や、商品・サービスの販売の宣伝も商用にあたります。商用利用にはPro(月20ドル)以上が必要です。
- 寄付の募集は、Vercelの無料プランでできますか?
-
できます。Vercelの公式ドキュメントでは、寄付の募集は商用にあたらないと明記されています。
- Cloudflareの無料プランは商用利用できますか?
-
料金・制限のページに、商用利用を禁じる記載はありません。ただし、利用規約で、無料サービスを使うサイト上でクレジットカード情報を処理・収集することは禁止されています。決済は、外部の決済ページに移動する形にします。
- 無料のデプロイ先で、アクセスが増えたらどうなりますか?
-
無料枠の上限に達します。Cloudflare Workers Freeは1日10万リクエストまでです。上限を超えるようになったら、Workers Paid(最低月5ドル)などの有料プランに切り替えます。
- VPSと、CloudflareやVercelは何が違いますか?
-
VPSは、自分でサーバーを借りて、設定も管理も自分でします。CloudflareやVercelは、GitHubとつなぐだけで公開できて、サーバーの管理はサービス側が担当します。初心者は、デプロイ用サービスから始めるのがおすすめです。
- Renderの無料プランは、公開用のアプリに向いていますか?
-
向いていません。15分間アクセスがないとスリープして、復帰に約1分かかります。月750時間を超えると、翌月まで停止します。
まとめ|練習は無料のデプロイ先で十分。稼ぐ段階でCloudflareなど有料プランへ
- デプロイとは、自分のパソコンのアプリを、インターネット上のサーバーに置いてURLで見られるようにすること
- 最初に選ぶ1つは、Cloudflare。静的アセットのリクエストは無料・無制限で、Workers Freeは1日10万リクエスト、有料はWorkers Paidで最低月5ドル
- Vercelの無料プラン(Hobby)は、広告掲載や販売が商用にあたるため、稼ぐ段階ではPro(月20ドル)が必要
- Renderの無料プランは、15分アクセスがないとスリープする。公開用のアプリには向かない
- PHPなど対応していない言語や常時動かす処理は、VPS・レンタルサーバーを選ぶ
- 公開前は、環境変数・独自ドメイン・スマートフォンでの表示・規約の4点を確認する
僕の考えは、練習のアプリは無料のデプロイ先で十分で、広告や販売を始めるときに有料プランへ切り替えるというものです。
同じ有料プランに切り替えるなら、コスパがいいと感じたCloudflareを選んでいます。
迷ったら、まずCloudflareに1つ公開してみてください。
参考にしたページ
- Vercel 公正利用ガイドライン:https://vercel.com/docs/limits/fair-use-guidelines
- Vercel Hobbyプラン:https://vercel.com/docs/plans/hobby
- Vercel 料金:https://vercel.com/pricing
- Cloudflare Workers 料金:https://developers.cloudflare.com/workers/platform/pricing/
- Cloudflare Pages 制限:https://developers.cloudflare.com/pages/platform/limits/
- Cloudflare 利用規約:https://www.cloudflare.com/terms/
- Netlify 料金:https://www.netlify.com/pricing/
- Render 無料プラン:https://render.com/docs/free
- Google Cloud 無料枠:https://cloud.google.com/free/docs/free-cloud-features?hl=ja
- さくらのVPS 仕様:https://vps.sakura.ad.jp/specification/
- シンVPS:https://www.shin-vps.jp/
以上、ハックでした!いつも読んでくださり、ありがとうございます🙏
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